南半球への出張
しばらく更新していませんでしたが、先週は「第1回国際吸虫会議」なるものに出席するためオーストラリアのブリスベンに出張していました。寄生虫の国際学会はありますが、日本と同様に医学・公衆衛生学が中心となるため、一般生物学のセッションはいつも小さい会場に押し込められてギュウギュウの状態です。それで、主に系統分類学をやっている中堅の研究者が中心となり、3年に1回程度、吸虫オンリーの国際ミーティングを開こうと...
View Article間違えた
今朝、ウチのプランターのイチゴにスズメガが止まって産卵していました(卵がとても綺麗です)。隣に朝顔があるのでエビガラスズメ?と思いましたが、調べてみるとヤブカラシなどにつくブドウスズメでした。君、食草を間違えています。
View Article延期に次ぐ延期
朝、出勤前にちょっと港の方へ寄ってみた。予定ではそろそろ港の浚渫が始まっている頃なので、様子を見に行ったのである。そうしたら船には操船技官のKさんと見習いのAさんがいて、メンテナンスのため週に一度のエンジン稼働をしていることろだった。挨拶したら2人に捕まってしまい、停泊中の船の上でしばし雑談。港の浚渫は予想より土砂の掘削量が多くなったため国(国交省?)の許可が必要になり、許可が下りるのは10月半ば以...
View Article珍品探し
4回生が3人ほど研究室にやってきて、先週の大学院入試が終わってから車で山梨を旅行してきたという。私もちょうど一年前に行ったけれどブドウのシーズンだねえ、ブドウ狩りしてきた?と聞いたら、カタヤマガイを探しに行ったのだという話。すみません教員の私の方が食い意地張っていました。時間を惜しんで必死で探したがカタヤマガイは見つけられなかったとのこと。同地に今でもカタヤマガイはいるが、聞くところによると産地は非...
View Article締め切り前あるある
締め切り過ぎの仕事、第二の締め切りがいよいよ迫ってきて追い込み...と思ったら使い慣れたマウスが過労死。仕方なく慣れないMagic Mouseで頑張ってみたが、やはり思うように動かせずイライラが募る。無線マウスは昔から嫌い。明日、生協で有線マウスを買おう。
View Article久しぶりの貝
学生が琵琶湖でマメタニシを採集してきました。私が院生の頃は、草津あたりの南湖でも、転石の下でいくらでも見つかったのですが、現在はめっきり少なくなり、滋賀県版レッドデータでは要注目種となっています。いる場所はかなり限定されているようで、私もこれを見るのは本当に久しぶりです。寄生虫の宿主としてはとても重要な貝なので、採集してきた卒論生にはしっかり検査してほしいです。
View Article半年ぶりの進展
湾口に土砂が溜まってしまったため、春から八坂港に船が出入りできなくなっていました。県に臨時の浚渫を依頼するも手続きがなかなか進まず、今月に入ってやっと工事が始まり、台船が3隻、港湾で作業をしています。この間、水産試験場の「琵琶湖丸」は早々に別の港へ移動しましたが、「はっさか」は保安上の理由で他へ移すことなく、港内に停泊したままでした。今月末ごろにはようやく出港できるようになるそうです。
View Article助っ人来室
今、琵琶湖の寄生虫に関する総説っぽいものを書いているので、先週、関係者にチェックしてもらおうと元琵琶博学芸員のGさんにメールを書いたら「今週滋賀に行くのでそっちに行く」との返事があり、今日数年ぶりに研究室にお見えになった。現在台湾在住のGさんなので、滋賀へは何のご用で?と伺ったら完全にお楽しみだとのこと(もう台湾の仕事もリタイアされたそう)。その場で原稿をチェックしていろいろコメントをくださり、大い...
View Article種撒いて刈る
今日は朝からトラブルが相次ぎ、その対応で午前中が潰れた。と言っても「巻き込まれた」のではなく、自分のミスやら勘違いが原因なので自業自得。近頃私の能力を超えたマルチタスクになっているが、それにしても不注意連発で焦るし時間は潰れるしで非常に疲れた。
View Article来歴不明
内々には聞いていましたが、琵琶湖博物館からプレスリリースが出ました。捕獲場所は大学キャンパスから車で15分ぐらいの所です。琵琶湖の周辺河川には、在来のオオサンショウウオが生息する川がいくつかありますが、犬上川では記録がありません。また、博物館員の方の話では、状況的に飼育個体(無許可)が遺棄された可能性があるということです。言うまでもなく、在来種(特別天然記念物)であれ交雑種(特定外来生物)であれ、無...
View Articleスマホでこれだけ
話題の紫金山・アトラス彗星、スマホでも写真に写る明るさだというので、今日の夕方に探してみました。肉眼では「垂直の雲」のようにぼんやり見えるだけですが、iPhoneのカメラだとはっきりコアが見えました。スマホカメラは自動的にかなり明るく補正していますので、実査にはもっと真っ暗です。
View Article久しぶりの泥吐き大会
今週末は九州の某県で陸水学会。会期は明日までだが宿が取れず(別の大イベントがあったため)帰宅した。偶々帰りの新幹線は私の過去の職場で勤務経験のあるKさんと一緒になり、3時間ノンストップであれやこれやの業界ドロドロ大暴露大会。周りの席の人は耳ダンボだったんじゃないかと思うけれど、楽しかったよ。
View Article学外ハラスメント対応策
news.yahoo.co.jpこのニュースに注目しています。セクハラやパワハラというと会社や学校などの「組織内の上下関係」の上に発生すると思われがちですが、企業と就活生のように直接の上下関係ではなくても「選考する側」「される側」という立場上の強弱によりハラスメントが発生する場合は多くあるからです。大学でも同じで、一つの大学の中だけではなく、別の大学の教員などから学生や若手研究者がセクハラを受けたと...
View Article今年の実習始動
今年も川虫実習が始まり、昨日地図づくりをしました。天気予報は雨でしたが、幸い作業終了までお天気がもち、暑いぐらいの中での作業となりました。今年は雨が少なく、昨年度の実習場所は河原が草に覆われ、川底も藻をかぶってしまっていたので、少し下流側に移動しました。実習範囲がいつもより狭く、すぐに地図ができてしまったため、例年は私がやっている「全部の班の地図を連結して一枚にする」作業も学生にやってもらいました。...
View Article30年分の堆積物
ウチの大学の環濠は、現在では残念ながら外来種の巣窟になっています。ここをなんとかしようという話は昔からあるのですが、大学施設課の腰が重く、話が進んだことがありません(その割にはニゴロブナやらアイガモを放流した実績はあるのですが)。今、ここで在来魚を保全しようという話が出ているのですが、この外来種天国を刷新するにはかいぼりをするしかないと思います。環濠の底には開学以来30年分の泥が堆積しているので、景...
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