サバティカルじゃないけど
ふと「なんで今年はこんなに研究が進むんだろう?」と考えてみたら、今年は「長」と名のつく役職(学科長、部門長、専攻長)が何もないというレアな状況だからだ。来年からはまた数年役職付きになる予定なので、束の間の研究没頭イヤー。
View Article真下からドン
上京。目黒寄生虫館で必要な模式標本の観察をさせてもらい、ついでに一足早い盆休みで都内の生き物関係の美術展を2つほど鑑賞。久しぶりに葬式も法事もない東京だと思ってのんびりしていたら実家訪問中に震度4の直下型に見舞われ(緊急地震速報より揺れのほうがずっと早かった)びっくり。ともかく南海トラフでなくて良かった。帰省が一日ずれていたら地震による新幹線の遅れに巻き込まれていたところだったが、なんとか無事に滋賀帰着。
View Article増えるばかりじゃない
しかし、今書いている2本の論文が(そのままの結論で)受理されたら、1種3属1亜科が抹消されることになるんだよなあ。分類学論文は種を増やすことが多いけれど、こんな場合もあるよね。
View Article砂山
共同研究者から実習船の使用の可否について問い合わせがあり、操船技官さんに港湾の浚渫状況を問い合わせたところ「港湾入り口の土砂堆積量が見込みの5倍あるということが判明し、浚渫には国の許可がいることになったため未着手」というあららな返信が来た。一体どのような状況なのかと思って港湾の様子を見に行った。...
View Article実習中止
今日から白浜臨海実習の予定だったが、県大に来て初めて、台風による中止が決定。すでに高波により実習船は出せないことが明白であることに加え、実験所の立地では台風の直撃を受けた場合のリスクが高く(孤立の恐れがあり、食事も配達できなくなる可能性がある)、また高速道路が強風で通行止めになれば帰りのバスさえキャンセルになる恐れもある。楽しみにしていた学生諸君には申し訳ないが、お天気には逆らえないので。
View Article昔話
昨日は代休日(本来なら臨海実習の翌日だったため)だったが、大学院の特別講義で旧知のSちゃん(元陸水学会会長)が来ていたので夕方から飲み会参加。近隣の研究室情勢をあれこれ話し合う。私も大学教員になって早30年(!)だけれど、今のアカデミアは昔よりマシになった...とは残念ながら思えない。昔から大学内の不祥事に蓋がされるのはどこでも当たり前だったし、そういうものは何十年経っても燻り続けている。自分が退職...
View Article夏休みの宿題忘れてました
昨晩、春に寄生虫学会のシンポで一緒に講演したK君からCcメールで「今日締め切りの原稿がまだできていないのでもう少し待っていただいてよろしいですか?」という問い合わせ。私も同じく頼まれている原稿なのだが、なんとなく締め切りの日付を都合よく脳内補正していて、まだ余裕があるものだと勘違いしていた。ギョっとなって直ちに「すみません私もできていません」とお詫びメール。幸い編集委員長は猶予をくださったが、学会準...
View Articleカミサマは見ている
2年前に国立A大学の退職を強要されたSさんから、他大学にパーマネントの准教授として着任したという嬉しい連絡をいただいた。ちゃんとした研究をする能力のある方が然るべきポストに復帰できたことは大変めでたく、またこの間不安定な状況に耐えて研究を続けたSさんに最大の敬意を表したい。一方、A大学の方は後任の公募を始めたものの、既に締め切りを5回延長してまだ公募中である(同じ分野の研究者は皆経緯を知っているので...
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