ウチの大学の環濠は、現在では残念ながら外来種の巣窟になっています。ここをなんとかしようという話は昔からあるのですが、大学施設課の腰が重く、話が進んだことがありません(その割にはニゴロブナやらアイガモを放流した実績はあるのですが)。今、ここで在来魚を保全しようという話が出ているのですが、この外来種天国を刷新するにはかいぼりをするしかないと思います。環濠の底には開学以来30年分の泥が堆積しているので、景観面からも酸素供給の面からも泥攫いが必要ですが、泥除去の費用を調べてみたらえらく高いことがわかりました。これでは大学に依頼するのは無理でしょう。なお、水を落とした後そのまま2ヶ月程度天日干しするという方法もありますが、環濠の泥は枯れた藻などの有機物が主体で多量に水を含むこと、彦根では冬に晴れの日が少ないこと、そもそも2ヶ月も水を止める許可はおそらく出ないことから、この方法では泥を処理するのは無理だと思われます。なんとか安く泥を抜く手立てがないか、頭を抱えています。
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