田んぼ巡り
卒論生(今年は一人だけ)K君のサンプリングで県内の田んぼを三箇所ほど回った。今まであまり調査されていない貝類からセルカリアを探す計画である。しかし5月なのにもうとても暑い。
View Article安上がりな休日
近頃、休日には大津まで出掛けて県立図書館で一日読書するのがお気に入り。貸し出しではなく静かな館内で一日読み耽るのがよろしい(ちなみに館内のカフェランチも満足)。
View Article切断中
自宅のWifiルータ(AirMac)が死亡。これいつ買ったんだっけ?と確かめてみたらなんと15年前。よく保ってくれたというべきだろう。さて、明日電気屋に行く時間はあるかな?
View Articleトークショー×4
今日のFWは久方ぶりの大雨で外に出ることができず、講義オンリーで4人の教員が喋りまくって終わりとなった。これはこれで学生もかなり疲れたかな。夕方は早めに退出してルーターを買いに電気屋へ。そうしたら間違って中継用のルーターを買ってしまい(アホ)、また明日も行く羽目になった。有線インターフェイス付いているから繋げるのかと思ったらダメらしい。
View Article模様眺め
今月出てきた某寄生虫の全ミトゲノムデータをあれこれ眺めてみる。これは共同研究者のデータであって私自身解析する必要はないのだけれど、せっかく手元にある訳だから、という理由。それで結局、系統的には一番基幹的という訳ではないけれどあまり近縁のものもいなさそう、という(ある程度判っていた)結論になった。分化時期は早そうだけれど、その後にかなり変異を蓄積している感じがする。やっぱり変異の非常に遅い部位とかに絞...
View Articleお初ムシ
卒論生のK君が、大学校内で採集したある貝から面白いセルカリアを見つけました。私も生きているのは初めて見る、ウナギの寄生虫Azygiaのセルカリアです。全長1mmほどもあり、肉眼でもよく見える大きなセルカリアでした。滋賀ではウナギから成虫は取れているので幼虫もいておかしくないのですが、まさか学内の水路から出るとは予想していませんでした。灯台下暗しです。ということで、学内の水系にウナギが住み着いている可...
View Article業界の闇
昨日のFWで、ある1回生から「先生は研究者になろうと思って大学院に行ったのですか?」と聞かれた。私は成り行きで大学院に行き、成り行きで大学に就職したに過ぎないのだけれど、その後いかにして研究職ポストを継続してきたかという話ならいくらでも語れますよ。ただ1回生にはブラックすぎる話なので博士課程まで行ったら話してあげるね。
View Article虫ミッション
海外の共同研究者からナマズ寄生の虫のサンプリングを頼まれたので、懸賞金付きで学生にナマズ採取の依頼をしたところ、早速捕まえてきてくれました(梅雨時はナマズ捕獲に最良のシーズンです)。院生のEさんに手伝ってもらい、午後いっぱい費やして目的のムシを30個体得ることがてきました。とても小さな吸虫なので、実体顕微鏡下で蚤取り眼で探しました。これで一つミッションクリアです。今週は学生がとってきた魚貝類からの虫...
View Article旧交
昨日と今日は恒例のB博研究発表会で出張。今年は審査員が何名か交代し、古馴染みの魚類研究者Mさんが初参加されていた。また別の方から「m-urabeさんですよね?」と声をかけられ、誰かな?と思っていたら(私は人の顔を覚えるのが超苦手)私の友人の友人で、学生時代に会ったことのあるHさんだった。研究分野が違うので大学を卒業してから全く会っていなかったが、共通の友人とは今でもよく連絡をとっているとのこと。ここ...
View Article三歩進んで二歩下がる
定量PCR、増えたことは増えたけれど全然定量になっていないことが判明。DNA抽出の時点でうまくいっていないのかな。まずそっちから測ってみるか(頭抱え)。
View Article停滞中
うーん、プロトコルいじってみたけど改善しない...(頭抱え)実験がうまくいかないので気分転換に読書、津野香奈美著「パワハラ上司を科学する」。こういう本はたくさんあり、多くは臨床心理や労働問題の専門家の手になるものだが、この本は研究者によるものなのでデータや参考文献がとても充実しているのが良い。ただ、パワハラ行為者に「自ら気づいてもらう」という幻想を捨てよ、という身も蓋も無い(笑)主張なので、そのこと...
View Article学生気分
今日は「博物館学概論」より動物園・水族館についての講義を学生と一緒に聴講しました。担当は政策計画学科のK先生で、環境省「動植物園等の公的機能推進方策のあり方検討会」委員を務められたたことがあり、現代の日本の動物園の位置付けと問題に関して総括的に語るにはこの上ない適任者です。それで、今までずっと学芸員課程の授業で講義していただけないかと思っていたのですが、今年ようやくお引き受けいただいて1コマ講義して...
View Articleようやく原因判明
PCR不調の原因がようやく浮かび上がって来た。どうやらサンプルの中に隠蔽種あるいは種内変異があるらしく、プライマーのはまるやつとはまらないやつが混在しているようだ。仕方ないので、手持ちのサンプルで増幅可のやつが何割ぐらいかを調べて、そこから全体の生物量を推定するしかない。卒論生のK君がまた新しいセルカリアを見つけた。これは鳥の住血吸虫でおそらくGiganthobilharziaかTrichobilh...
View Article庭先の生物多様性
明日の高大連携事業のために学内から貝を取ってきて(研究室を出て2分で水辺である)セルカリア放出の準備。ヒメタニシからのセルカリア打率が思いの外に高く、お初の種がまたも出てきてびっくり。これはK君に真面目に調べてもらうべきかな。
View Article模擬授業
今日の高大連携事業は兵庫の県立高校。うちのキャンパスからはずいぶん遠いが、関心を持って見学に来てくれる生徒さんがたくさんいるのは嬉しい。今日来学したのは1年生なので、模擬講義は専門的すぎないよう、新種記載の手順の話をなるべく易しく話した。生物学だけではなく論文の言語や歴史の話も少し入れて、高校では一つの興味に固まらずいろいろ勉強してね、という感じで喋った。講義の後では実際に生きた寄生虫を実体顕微鏡で...
View Article終わってないの?
フィリピンとの共同研究期間が先月で終わったので報告書の作成中。それで一昨日、先方の主要メンバーとオンライン会議をもったのだが、フィリピン側の方は昨年度の研究費の配分時期が遅れたせいで(私側の研究費の方から少し立て替えた)、研究期間をもう1年延長することが認められたそう。つまり日本側とフィリピン側で研究終了時期が1年ズレることになった訳である。おかげで今年もフィールドに行けそうだというので、もう一度サ...
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